NEWSセントラル愛知交響楽団からのお知らせ

2020年12月7日第179回定期演奏会後記

リハーサル時から現場に立ち会っていた当団2020年度アソシエイトコンダクターの高井優希より、メッセージが届きましたので掲載いたします。

セントラル愛知交響楽団第179回定期演奏会後記〜演奏会を振り返る〜
文責:セントラル愛知交響楽団アソシエイトコンダクター 高井優希

2020年も残すところあと1ヶ月を切りました。前回の定期演奏会から少し時間が経ちましたが、振り返ってみたいと思います。
 
前半は、定期演奏会では久しぶりとなるヴァイオリン協奏曲でした。コロナ禍により、当初予定されていたベンジャミン・ベイルマン氏の出演がかなわなかったことは大変残念でしたが、しかしながら急遽代役をつとめられた、セントラル愛知のソロコンサートマスター島田氏によるソロだったからこその「協奏」が楽しめたのではないでしょうか。ソロが素晴らしかったことは言わずもがな、オーケストラもとても熱のこもった演奏になっていたと思います。
 
そしてプログラム後半は「町人貴族」。「小編成」のオーケストラで演奏する楽曲ですが、どちらかというと「大きな室内楽」のような内容の作品。セントラル愛知の「チームプレー」が存分に発揮されていたと思います。また、多くのソロもあったことで演奏者それぞれの個性も楽しめたのではないでしょうか。私的で恐縮ですが、オーケストラ、マエストロ、そしてこの曲でも大活躍だったソロコンサートマスター、改めて(しかしコロナ禍ですので心の中で)「ブラボー」を叫びたいと思います。
 
さて、次回の定期演奏会は、節目となる第180回目として、来年1月29日の開催です。また皆様にお会いできますことを楽しみにしております。